Excel管理から会計ソフトへ

消費税の計算ミスを防ぎ正確な会計処理ができるようになった個人事業主の事例

■ ご相談の背景

今回ご紹介するのは、Excelで売上・経費の集計表を行い、決算書の作成と確定申告までを行っていた個人事業主の方の事例です。

これまでは売上と経費をExcelに直接入力し、集計額で決算書の作成と、確定申告を行っていました。

しかし事業規模が大きくなり、消費税の申告が必要となったことで、Excelだけで

  • 消費税申告書
  • 事業の決算書
  • 確定申告書

これらを作成する事が難しくなっていました。

そこで今回は、座学と実務を組み合わせた10回のスタンダードコースを実施し、会計の基礎知識から会計ソフトの導入と運用支援を行いました。


導入前の状況

主な課題は次の通りでした。

・消費税の計算方法が正しく処理できていない
・Excelの計算式が外れてしまう
・売上や経費の集計ミスが発生する
・確定申告時まで利益の把握ができず、納税額がギリギリまでわからない

その結果、消費税の計算にミスがあり、修正申告を行っていました。

また、Excelでの管理では月々の利益を把握することも難しい状態でした。


書類整理の基本からスタート

まず最初に行ったのは、書類整理と現金管理のルール作りです。

・現金の管理方法
・領収書・請求書の整理方法
・書類の保管ルール

などを説明し、実際に使用するファイルやラベルもこちらで準備しました。

最初の1か月分はこちらで整理を行い、実物を確認しながら翌月分を一緒に整理するところからスタートしました。


消費税の仕組みを座学で理解

今回のきっかけとなった消費税については、まず座学で全体像を説明しました。

消費税には

・課税
・非課税
・不課税

という区分があり、入金・支出の内容に応じて適切な課税区分を選択する必要があります。

会計ソフトでは勘定科目ごとに課税区分を設定することができるため、入力の正確性と効率が向上することも理解していただきました。

また、消費税の計算方法には、

・一般課税方式
・簡易課税方式

があり、事業所の売上高によっては、事前に税務署に届け出ることで、『簡易課税方式』を選択することも可能です。

『一般課税方式』『簡易課税方式』それぞれのメリット・デメリットを説明し、シミュレーションを行ったうえで課税方式の検討も行いました。


経費の考え方と実務処理

実際の支出内容を確認しながら、経費の考え方についても説明しました。

特に個人事業主の場合、税金の取り扱いは分かりにくい部分です。

経費になる税金

事業に関係する税金は必要経費として計上することができます。

主なものとして

・事業税
・収入印紙
・自動車税(事業で使用している車両)

などがあります。

経費にならない税金

一方で個人に課税される税金は、事業の経費にはなりません。

例えば

・所得税
・住民税

などは確定申告の結果として課税されるため、会計上の経費として処理することはできません。

また

・国民健康保険
・国民年金

などについても、確定申告では社会保険料控除として使用しますが、会計上の経費として処理するものではありません。

このように同じ税金でも、経費になるものとならないものがあることを実際の書類を確認しながら説明をしました。


実務での『入力ルール』作り

入金や出金が発生しない相殺取引についても、入力漏れを防ぐための仕組みを作りました。

会計ソフトの仕訳辞書機能を活用し、毎月発生する仕訳を登録しました。

これにより

・毎月同じ仕訳を簡単に入力できる
・入力漏れを防ぐ

会計入力のルール化ができました。


カリキュラム完了後の状態

カリキュラム終了後には

・会計ソフトを使い入力処理する事で、直近の利益を把握できるようになった
・消費税の処理が理解でき、さらに会計ソフトの初期設定を行った事で消費税分が問題なく処理できるようになった
・会計処理のルールが明確化され、手順に悩むことがなくなった

さらに、会計業務のマニュアルも作成し、誰が行っても処理できる体制を整えることができました。


個人事業主の経理でお悩みの方へ

個人事業主の方からは

・Excelで管理しているので、数字が合っているか不安
・消費税の会計処理がよく分からない
・会計ソフトを導入したいが、進め方が分からない

といったご相談を多くいただきます。

当社では

・会計ソフト導入支援
・テキストによる会計の基礎知識の勉強
・実務に合わせた会計入力指導
・ルール作りとマニュアルの作成

まで、実務に合わせたサポートを行っています。

不安や小さな疑問でも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。

▶無料相談はこちら

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