最近、ニュースでよく見るようになってきた”オンライン融資”について紹介させて頂きます。
オンライン融資とは?
簡単に言うと…
クラウド会計(フィンテック)から決済情報等を蓄積し、それらの情報を基にインターネット上で借入可能額、金利などの条件を試算し融資の提案をしてくれるものです。
もちろん、融資を受けることも可能です。
今まで、銀行に行き融資の相談をしていたことを考えると大分、手間が省けるように感じられるのではないでしょうか?
最近の記事としては、↓このようなものがあります。
マネーフォワード、中小の資金繰りをオンライン支援
マネーフォワード は8日、中小企業の資金繰りを支援するオンライン融資サービスを子会社を通じて始めた。クラウド会計ソフトで蓄積した銀行などの明細データを人工知能(AI)に学習させ、企業の与信を審査する。銀行からの借り入れが難しかったり、審査に時間がかかったりする中小企業が迅速に運転資金を確保できるようにした。 会計データを使って中小企業の融資を効率化する …
フリー、中小向けに融資提案サービス 金利など自動算出
融資提案サービスの開始を発表するfreeeの武地健太・金融事業本部長(中央)=24日、東京都渋谷区 クラウド会計ソフトを手掛けるスタートアップ企業のfreee(フリー、東京・品川)は24日、利用者に融資を自動で提案するサービスを正式に始めた。中小など100万超の顧客の資金推移など蓄積した財務データを分析して事前に借入可能額や金利などの条件を試算する。 フリーは三井住友カード、 アイフル …
アルトア、オンライン融資サービスに「eKYC」導入、初回から即日融資が可能に|ニフティニュース
オリックスと弥生が共同設立したアルトアは、オンライン融資サービスに、オンラインで完結する本人確認手続き「eKYC」を導入した。 …
オンライン融資のメリット・デメリットは?
様々な見解はあるでしょうが、メリット、デメリットを以下の様にまとめました。
メリット
◯ 審査から実行までが早い
◯ 必要書類が少ない、もしくはない
◯ 借りたいタイミングで借りられる
デメリット
× 融資金額が少ない
× 金利が高い
× 返済期間が短い
オンライン融資は本当に必要?
これまで、オンライン融資についてご紹介してきました。
「ちょっといいかも!」と思われる方も多いのではないでしょうか?
しかし、本当にオンライン融資は必要なのでしょうか?
経営のあるべき姿としては、「上記に挙げたメリットをメリットに感じない体制をつくること」が大切だと思います。
もちろん、一時的に資金が必要なことは起こり得るとは思いますが、
3ヵ月以上先の資金繰りが出来ていれば、わざわざ、高い金利でお金を借りる必要はなくなります。
もし現在、先々の資金繰りが管理出来ていないようであれば、まずはその体制づくりを検討してみませんか?
終わりに
オンライン融資についてご紹介させて頂きました。
いかがでしたでしょうか?
上手に利用すれば、便利なサービスではありますが、そもそも「1週間後に◯◯万円必要になった!」といった事態を防ぐことも大切ではないでしょうか?
弊社、㈱ISTコンサルティングでは、お客様1社1社に合わせた資金繰り管理体制づくりをサポートしております。
「資金繰りに関するビジネス書を読んでも、どうやって自社に導入したらいいのか分からない」
といった方も大歓迎です。
お悩みの方は弊社HP、お問い合わせよりご連絡下さい。
(文責:刈間淳人)