長野の中小企業の補助金を支援する、株式会社ISTコンサルティング 補助金チームの土屋です。
今回は、2020年実施の ものづくり補助金 についてご紹介しようと思います!
ものづくり補助金とは・・・
生産性向上に資する革新的サービス開発、試作品開発、生産プロセスの改善を行うための設備投資の一部を補助するというものです。
既に経済産業省のHPで情報が出ていますが、今回から変更になる点がいくつかあるようです。
現時点で分かっている主な変更点は、次の3つです。
①応募要件の変更
②事業類型の追加
③申請方法の変更
①応募要件の変更
昨年までの応募要件としては、「3~5年で付加価値額年率3%及び経常利益年率1%の向上を達成する計画」の策定が必要でした。
今回からは次の3つの要件を満たす計画の策定が必要になります。
要件1:付加価値額 +3%以上/年
要件2:給与支給総額 +1.5%以上/年
要件3:事業場内最低賃金 地域別最低賃金+30 円
付加価値額の増加だけではなく、補助事業の成果として従業員の賃上げも求められるようになりました。
②事業類型の追加
前回同様、一般型と企業間連携型に加え、今回は新たに次の3つの事業類型が追加されました。
1、グローバル展開型(令和1年補正予算)
海外事業の拡大や強化を目的とした設備投資の場合に補助上限額を引き上げ。
補助上限3,000万円 補助率 中小1/2 小規模2/3
2、ビジネスモデル構築型(令和1年補正予算)
中小企業30者以上のビジネスモデル構築、事業計画策定のための面的支援プログラムを補助
補助上限1憶円 補助率 定額
3、サプライチェーン効率化型(令和2年当初予算)
幹事企業が主導するサプライチェーン全体を効率化する取組を支援
補助上限1,000万円/1者 補助率 中小1/2 小規模2/3
③申請方法の変更
以前までは郵送やミラサポから電子申請というやり方で補助金の申請を行っていましたが、今回からJ-Grants(ジェイグランツ)というポータルサイトで手続きを行うことになります。
これにより、今まで書類の押印や製本など煩雑だった補助金手続きが一本化され、応募者側、採択側両方にとって効率的な運用が可能となるようです。
電子申請するためには、GビズIDの取得が必要になります。こちらは早めに取得されることがおススメです。
今回は3月頃から一般型の公募が開始されるようです。
当社では採択されるまでの支援ではなく、採択後の実績報告もご支援させていただきます。
申請書の作成代行、申請書のチェック、どちらも承りますので、お気軽にご相談ください。
文責:土屋勇太朗